ホームページを自分で作るか業者に頼むか|費用・時間・SEOで比較

「ホームページは必要だと思うけれど、業者に頼むとお金がかかる。今は無料で作れるツールもあるみたいだし、自分で作れないだろうか」
開業したばかりの方や、これから集客を強くしたい方から、よくいただくご相談です。
先に結論をお伝えします。自分で作るか業者に頼むかは、「作れるかどうか」ではなく「何時間かけられるか」と「ホームページで集客したいかどうか」で決まります。
今のツールはよくできているので、ほとんどの方は自分でも「形」は作れます。問題は、そこにかかる時間が想像より長いことと、検索で見つけてもらうところまでは自動でついてこないことです。
この記事では、ホームページ制作を仕事にしている立場から、自作ツールの実際の費用と落とし穴、そして「自分で作ったほうがいい人/頼んだほうがいい人」を正直に整理します。ツールを売る側でも、高い制作費を取りたい側でもない目線でお読みください。
この記事で分かること
- ペライチ・Wix・WordPressの違いと、実際にかかる費用
- 自作でいちばん見落とされるコスト(=あなたの時間)
- 後から取り返しがつかなくなる3つの落とし穴
- 自分で作ったほうがいい人/業者に頼んだほうがいい人のチェックリスト
結論:判断の軸は「自分の時間単価」と「集客したいかどうか」
迷ったときは、次の2つで考えてください。
軸① あなたの1時間は、いくらの価値がありますか
ホームページを1つ作るのに、ゼロからだと30〜60時間はかかります。文章を考え、写真を選び、レイアウトを調整し、スマホでの見え方を直す——この積み重ねです。
仮に1時間あたり3,000円の価値があるお仕事をされているなら、40時間は12万円分の時間です。その時間を本業に使ったほうが利益が出るなら、外注したほうが得という計算になります。
逆に、開業直後などで時間に余裕がある方や、そもそもパソコン作業が好きな方なら、自作は十分に合理的な選択です。
軸② ホームページで「集客」したいか、「説明」したいか
- 説明できればいい(名刺やチラシに載せるURL、事業内容と連絡先が分かればいい)→ 自作で十分
- 検索から新しいお客様に来てほしい(「地域名+業種」で見つけてほしい)→ 業者に頼む価値が大きい
ホームページは、作れば検索結果に出てくるものではありません。どんな言葉で探されているかを調べ、それに合わせてページの構成と文章を組み立てる作業が必要です。ここは自作ツールが自動でやってくれる部分ではありません。
「時間はあるが予算はない・目的は説明」なら自作。「時間が惜しい・検索から集客したい」なら依頼。この2軸で、ほとんどの方は答えが出ます。
自分で作る場合|ツール別の特徴と費用
自作でよく使われる3つの選択肢を比べます。金額は2026年7月時点のものです。
ペライチ|1ページ完結型。とにかく早く出したい人向け
日本製のホームページ作成サービスです。テンプレートを選んで文字と写真を差し替えるだけで、縦に長い1ページのホームページ(ランディングページ)が作れます。操作はいちばん簡単です。
フリープラン(無料)で公開できるページ数が、1ページから0ページになりました。つまり現在は、無料のままホームページを公開することはできません。
料金は、ライトプランが月額1,628円(税込・公開3ページ)、レギュラープランが月額3,278円(税込・公開5ページ)です。年払いにすると割引があります。
- 向いている人:1ページで完結する内容。イベント告知や、単一サービスの案内
- 向いていない人:ページを増やして、ブログで集客していきたい人
Wix|デザインの自由度が高い。海外製で機能が豊富
世界中で使われているホームページ作成サービスです。パーツを自由な位置にドラッグして置けるため、デザインの自由度は3つのなかで最も高いです。
無料プランでもページを公開できますが、サイト上部にWixの広告バナーが表示され、URLも「〇〇.wixsite.com/〜」という形式になります。事業用として使うなら有料プランが前提です。有料プランは月額制で、プランや時期によって金額が変わるため、契約前に公式サイトで最新の料金をご確認ください。
- 向いている人:デザインにこだわりたい方、写真を大きく見せたい業種
- 向いていない人:後からWordPressなど別の仕組みに移りたい可能性がある方(後述します)
WordPress|集客・SEOをやるなら結局これ
世界のホームページの多くで使われている管理システムです。レンタルサーバーを借りて設置し、テーマ(デザインの型)を入れて使います。
費用はレンタルサーバー代が月額1,000円前後(たとえばエックスサーバーのスタンダードプランは月額990円〜、独自ドメインが無料になる特典付き)、有料テーマを使う場合は1〜2万円台の買い切りが目安です。
ただし、3つのなかで最も学習に時間がかかります。サーバーの契約、ドメインの設定、テーマの初期設定、プラグインの選定——ここでつまずいて止まってしまう方が多いのも事実です。
- 向いている人:ブログを書いて検索から集客したい方。長く育てたい方
- 向いていない人:とにかく今週中に公開したい方
| 比べる項目 | ペライチ | Wix | WordPress |
|---|---|---|---|
| 費用(月) | 1,628円〜(税込) | 有料プラン必須(公式で要確認) | サーバー代1,000円前後 |
| 無料での公開 | ✕(2025年10月〜不可) | △(広告表示あり) | ✕(サーバー代が必要) |
| 操作の簡単さ | ◎ | ○ | △ |
| デザインの自由度 | △ | ◎ | ○ |
| ページを増やす | △ | ○ | ◎ |
| ブログでの集客 | △ | ○ | ◎ |
| 他社への引っ越し | ✕ 作り直し | ✕ 作り直し | ◎ そのまま移せる |
※2026年7月時点の各社公開情報をもとにした目安です。料金・仕様は変更される場合があります。
自作でいちばん見落とされるコスト=あなたの時間
「無料で作れる」という言葉が指しているのは、ツールの利用料だけです。実際にかかるのは、次のような時間です。
| 作業 | 目安の時間 |
|---|---|
| ツール選び・アカウント作成・使い方を覚える | 3〜5時間 |
| 全体の構成を決める(どのページに何を書くか) | 3〜5時間 |
| 文章を書く(トップ・サービス・料金・プロフィール等) | 10〜20時間 |
| 写真の準備・加工 | 3〜8時間 |
| レイアウト調整・スマホでの見え方の修正 | 8〜15時間 |
| 問い合わせフォーム・地図・SNS連携の設定 | 3〜5時間 |
| 合計 | 30〜60時間 |
※3〜5ページ程度のホームページを、初めて作る場合の目安です。
このうち、多くの方が止まるのは「文章を書く」工程です。デザインは楽しいので進むのですが、「サービス紹介の文章」で手が止まり、そのまま数か月放置——というケースを本当によく見ます。
そして、ここが重要なのですが、この時間の大部分は、業者に頼んでも完全にはゼロになりません。何を伝えたいかを決めるのは、事業主ご本人だからです。
ただし、業者に頼めば「ヒアリングで話す→原稿にまとめてもらう→確認する」という形に変わります。ゼロから書くのと、たたき台を直すのとでは、必要な時間もハードルもまったく違います。
自作でつまずきやすい3つの落とし穴
ここは、あとから相談を受けることが多い部分です。作る前に知っておいてください。
ツールを乗り換えるとき、作ったページは引き継げない
これがいちばん大きな落とし穴です。
ペライチは、FTPでのファイルのやり取りに対応しておらず、作成したホームページを他社のレンタルサーバーで使える形式では提供していません(ペライチ公式ヘルプ)。
Wixにも、サイトの中身を他のサービス向けに書き出す機能はありません。そのため、WixからWordPressへ移りたい場合は、1ページずつコピー&ペーストして作り直すことになります。
「まずは無料ツールで作って、うまくいったらWordPressに引っ越そう」という計画は、そのままでは実現しません。引っ越しではなく、もう一度作り直しです。2年かけて育てたページがあるほど、この作り直しは重くなります。
一方、WordPressは中身を丸ごと書き出して別のサーバーへ移せます。ここは自作でも依頼でも変わらない、WordPressの明確な利点です。
3年以上使うつもりなら、最初からWordPressを選ぶ。急ぎで1ページだけ必要なら、ペライチやWixを「使い捨てる前提」で割り切って使う。この判断を最初にしておけば、後で困りません。
独自ドメインを自分の名義にしていないと、後で困る
ドメイン(例:webtak15.com)は、ホームページの住所にあたるものです。
無料ツールのサブドメイン(〇〇.wixsite.com など)のまま運用すると、後で独自ドメインに変えたときに、それまでに検索エンジンやSNSに蓄積された評価をそのまま引き継げないことがあります。名刺やチラシに載せたURLも刷り直しになります。
また、業者に依頼する場合も同じで、ドメインが制作会社の名義になっていると、他社に移りたくなったときに移管を拒否されたり、手数料を請求されたりする事例が報告されています。
自作でも依頼でも、最初から独自ドメインを、自分(自社)の名義で取得する。年間1,000〜2,000円程度です。ここはケチらないでください。
スマホ表示と表示速度は、自作で崩れやすい
今、ホームページを見る人の多くはスマートフォンです。総務省の調査でも、2024年のインターネット利用率は個人で85.6%、端末別ではスマートフォン(74.4%)がパソコン(46.8%)を27.6ポイント上回っています。
自作ツールはパソコンの画面で編集するため、パソコンでは整って見えるのに、スマホで見ると文字が重なる・写真が切れる・ボタンが押しにくいという状態になりがちです。
もう一つは表示速度です。撮ったままの大きな写真をそのまま貼ると、ページが重くなり、表示に数秒かかります。表示が遅いページは、読まれる前に離脱されます。
作ったら必ず自分のスマホで開いて、上から下まで指でスクロールして確認する。写真は貼る前に横幅1,600px程度まで小さくする。この2つだけでも、かなり防げます。
※インターネット利用率の数値は、総務省「令和7年版 情報通信白書」(2024年調査)によります。
自分で作ったほうがいい人/業者に頼んだほうがいい人
チェックリストで確認してください。当てはまる数が多いほうが、あなたに向いています。
自分で作ったほうがいい人
- ホームページの目的が「連絡先と事業内容を伝えること」である
- 開業直後などで、まとまった作業時間が取れる
- パソコン作業に抵抗がない(むしろ触るのが好き)
- 掲載する文章を、自分の言葉で書ける
- 更新の頻度が高く、自分でこまめに直したい
- まず最小限で始めて、反応を見てから考えたい
この場合、最初から数十万円かける必要はありません。自分で作って、手が回らなくなったタイミングで相談する——それで十分に間に合います。
業者に頼んだほうがいい人
- 「地域名+業種」の検索から、新規のお客様を増やしたい
- 本業が忙しく、まとまった時間が取れない
- パソコン作業でつまずくと、そこで止まってしまう自覚がある
- 何をどう書けばいいか、文章の段階でつまずいている
- 予約・問い合わせなど、申し込みまでつなげたい
- 一度作ったら、数年は安心して使いたい
とくに「集客したい」が入っている方は、依頼をおすすめします。検索されている言葉を調べ、それに合わせて構成と文章を組み立て、公開後に数字を見ながら直していく——ここは作業量というより、経験の差が出る部分です。
業者に頼む費用を抑える方法|初期0円という選択肢
「頼んだほうがよさそうだけれど、最初にまとまった金額を出すのが厳しい」
これもよくいただくご相談です。方法は3つあります。
- ページ数を絞って始める
いきなり8ページ作る必要はありません。トップ・サービス・お問い合わせの3ページがあれば、ホームページとしての役割は果たせます。反応を見ながら後から増やせるのが、WordPressの良いところです。
- 文章や写真を自分で用意する
原稿作成は、制作費のなかで大きな割合を占める工程です。ご自身で書ける方は、そのぶん費用を下げられます。「箇条書きのメモまでは自分で用意して、整えるのは任せる」という分担もできます。
- 初期費用0円のサブスク型を使う
初期費用をかけず、月額でお支払いいただく形です。手元の資金を減らさずに始められます。
WebTaKでは、初期費用0円・月額10,000円(税抜)・3ページのサブスクプランをご用意しています。最低契約期間は1年間ですが、3年以上ご継続いただいた場合には、サイトのデータとドメインをお客様にお渡ししています。「払っている間だけ使える」ものではなく、いずれお客様の資産になる形にしています。
もちろん、買い切りのプランもあります。
| プラン | ページ数 | 制作費用 |
|---|---|---|
| お手軽プラン | 3ページ | 50,000円(税抜) |
| ベーシックプラン | 5ページ | 80,000円(税抜) |
| プレミアムプラン | 8ページ | 150,000円(税抜) |
| 保守契約 | — | 月額5,500円(税込) |
| サブスクプラン | 3ページ | 初期0円+月額10,000円(税抜) |
※サーバー・ドメインの取得費用および毎年の更新費用は別途必要です。
対応エリア:福岡市・春日市・大野城市・太宰府市・那珂川市・筑紫野市・糟屋郡を中心に、九州エリア・全国オンライン対応
「どちらがいいか」の相談だけでも大丈夫です
自作をおすすめすることもあります。無理に売り込みませんので、お気軽にお声がけください。ご相談は無料です。
業者に頼むと決めたら|次は「どこに頼むか」
依頼する方向で気持ちが固まったら、次の関門は業者選びです。
福岡だけでも制作会社・フリーランスは数え切れないほどあり、料金も5万円から100万円まで開きがあります。ここで判断を誤ると、「安く作れたけれど自分では更新できない」「解約したらサイトが消えた」という結果になりかねません。
業者選びの基準については、別の記事で7つのポイントにまとめています。契約前のチェックリストとしてお使いください。
あわせて読みたい 福岡のホームページ制作の選び方|個人事業主が失敗しない7つの基準よくある質問
自分で作ったホームページを、あとから業者に直してもらうことはできますか?
WordPressで作られている場合は、そのまま引き継いで修正できます。ペライチやWixで作られている場合は、そのツールの中での修正になるため、対応範囲が限られます。「見た目を整える」ことはできても、「検索で上位を狙う」となると作り直しをご提案することが多いです。
無料で作れるツールだけで、集客までできますか?
難しいとお考えください。ツールの機能というより、検索されている言葉を調べて構成に反映する作業と、公開後に数字を見て直し続ける作業が必要になるためです。逆に、Instagramや紹介がすでに集客の柱になっていて、ホームページは「詳細を確認してもらう場所」という位置づけなら、自作ツールでも十分に機能します。
自分で作るなら、どれくらいの期間を見ておけばいいですか?
3〜5ページのホームページで、合計30〜60時間が目安です。1日2時間を平日に確保できるとして、1〜1.5か月ほど。実際には文章を書く工程で止まりやすいので、先に文章だけを全ページ分書き上げてから、ツールに流し込む進め方をおすすめします。
WordPressは自分で管理できますか?
記事の投稿や文章の修正は、慣れれば難しくありません。ただし、WordPress本体やプラグインの更新(セキュリティ対策)、不具合が起きたときの対応は、知識がないと手が止まります。この部分だけを保守契約として任せる方も多いです。WebTaKの保守契約は月額5,500円(税込)です。
途中まで自分で作ったのですが、続きをお願いできますか?
承っております。まず現状を拝見して、「このまま進めたほうが早いか」「作り直したほうが結果的に早いか」を正直にお伝えします。すでに書かれた文章は貴重な材料になりますので、無駄にはなりません。
迷っている段階でのご相談を歓迎します
「自分で作るべきか、頼むべきか」だけでも構いません。福岡・大野城市を拠点に、個人事業主専門でご相談をお受けしています。


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